2000-01-01から1年間の記事一覧

『The Power Play』トップ10・2000年

2000年・トップ10 01・『サンシャイン96』櫛引彩香 4:37 02・『Feelin'Groovy』Harvest 4:10 03・『my sweet darlin'』矢井田瞳 3:19 04・『愛の病』aiko 4:17 05・『One!』MISIA 6:09 06・『ふれていたい』GRAPEVINE 4:55 07・『祈り』小林建樹 5:14 08・『…

『パリの確率』

『パリの確率』を観に行く。友人宅のトイレの天井を抜けたら、砂に埋もれた2070年のパリに出てしまったというお話である。そこで24歳の主人公は70歳の息子に会い、今夜子供を作ってくれと懇願される。突然出現した未来世界、突然現われた自分の子孫たち、そ…

『ジェイルバ−ド』

『ジェイルバ−ド』(カ−ト・ヴォネガット/ハヤカワ文庫/640円)を読み終える。ウォーターゲート事件の巻きぞえをくって囚人(ジェイルバード)になった主人公の、一種の回想録的物語である。主人公がどのように作られたか、彼の生まれる前のできごとに始まり、…

『僧正殺人事件』

『僧正殺人事件』( S.S.ヴァン・ダイン/創元推理文庫/640円)を読み終える。マザーグースの歌をモチーフにしたミステリの古典である。スタイルはクラシックだが古くさい感じはあまりなく、今読んでも十分に楽しめる小説だった。 『僧正殺人事件』

iBook G3 SE(M6411)

iBook SEを購入しました〜。超うれしい〜。 色はグラファイト。とりあえずメモリーを128M増設しました。現状ではメインマシンはG3 DT266なんですが、後は時間を見つけて(これが難しい)、データの移行などなどをやっていこうと思っています。

『The Power Play』2000,November

『The Power Play』を更新する。ミディアムからスローな感じの楽曲が多く、わりと秋っぽくなっています。今回の一押しはスイートでキュートなロックナンバー、矢井田瞳の『my sweet darlin'』です。二押しはaikoの『ボーイフレンド』。aikoテイストのキュー…

『あなたに似た人』

『あなたに似た人』(ロアルド・ダール/ハヤカワ文庫/800円)を読み終える。ロアルド・ダールの代表的短編集である。収録されている15編は、どれも人間のいやなところ、恐ろしさをうまく描いており、読みごたえがある。彼の作品を読むのは初めてだと思ってい…

『新宿鮫風化水脈』

『新宿鮫風化水脈』(大沢在昌/毎日新聞社/1700円)を読み終える。今回は鮫島が探っている高級自動車窃盗犯事件を軸に、1作目に登場した真壁というヤクザとその真壁に殺されかけた中国人が物語にからむ展開となっている。あわせて鮫島が事件を追いかける過程…

『影のドミノ・ゲーム』

『影のドミノ・ゲーム』(パコ・イグナシオ・タイボ二世/創元推理文庫/534円)を読み終える。1922年のメキシコシティを舞台にした冒険小説である。新聞記者、詩人、弁護士、中国人のドミノ仲間が、殺人事件に偶然巻き込まれてしまい、それにともなって発生し…

『さらば甘き口づけ』

『さらば甘き口づけ』(ジェイムズ・クラムリー/ハヤカワミステリ文庫/800円)を読み終える。酔いどれの探偵スルーが主人公のハードボイルド小説である。チャンドラーの『長いお別れ』のオマージュであるが、こちらの登場人物も劣らず魅力的で、十二分に楽し…

『60セカンズ』

『60セカンズ』を観に行く。4日間で50台の車を盗み出すというお話である。メンバーをそろえたり準備をしたりで、実際に盗むのは24時間の間。時間が限られている上、盗まなければならない車の数も多く、そのせいかテンポがひじょうによい。娯楽作品としてひじ…

『TAXI 2』

『TAXI 2』を観る。製作・脚本がリュック・ベッソンのカーアクションものである。内容的には小気味いいカーアクションとギャグのギャップが見物。脱力系のギャグが多くて、すっごくばかっぽい(笑)。肩の凝らない作品で、けっこう楽しめた。 『TAXI 2』

『U-571』

『U-571』を観る。第二次世界大戦中、故障して海上に停泊するナチスドイツのUボートから、暗号解読機を奪い取る話である。潜水艦という密室が舞台になっているせいかストーリーには緊迫感があり、ぐいぐいと引き込まれていってしまう。また艦内が暗いので、…

『グリーンマイル』

『グリーンマイル』の試写に行く。おもしろいとは聞いていたものの、188分という長さにやや気圧されていたのだが、実際に観てみると長さがまったく苦にならないことに驚く。死刑囚と刑務所の職員とのエピソードが効果的に配され、観るものの意識をストーリー…

『プレイヤー・ピアノ』

『プレイヤー・ピアノ』(カート・ヴォネガット・ジュニア/ハヤカワ文庫/680円)を読み終える。処女作のせいか、後の作品に見られる奔放さには欠けるものの、ひじょうによくできたディストピア小説である。仕事を機械に奪われた世界では人間は尊厳を持って生…

『未来日記』

『未来日記』を観る。TBS系『ウンナンのホントコ!』内の人気コーナー『未来日記』の映画版である。登場人物は男2人・女1人の3人の高校生。 内容はTVの『未来日記』とほぼ同様である。構成も章立てになっており、映画っぽい要素はやや薄め。 けっこう山あり谷…

『楠木正成』

『楠木正成』(北方謙三/中央公論新社/1900円)を読み終える。一連の北方南北朝ものの一作である。今までは赤松円心、佐々木道誉、北畠顕家など、どちらかといえば南北朝期の脇役的人物が主人公に据えられてきたが、今回は主役陣の1人が主人公である。 この…

『ゲイルズバ−グの春を愛す』

『ゲイルズバ−グの春を愛す』(ジャック・フィニイ/ハヤカワ文庫/600円)を読み終える。タイムトラベルもの、パラレルワールドものが主体のSF短編集である。全体にファンタジックなテイストで、どの作品も異世界感がひじょうに強い。クラシックな名品といっ…

『レディ・ジョ−カ−』

『レディ・ジョ−カ−』(高村薫/毎日新聞社/上・下各1700円)を読み終える。グリコ・森永事件をモデルにした企業恐喝事件をストーリーの中心に、日本の裏社会を描いた小説である。『マークスの山』、『照柿』と同様、合田雄一郎警部補が主人公。 上巻426ペー…

『The Power Play』2000,August

『The Power Play』を更新する。 今回の一押しはスピッツの『放浪カモメはどこまでも』。スピッツのテイストを残しつつもロック色の強い作品である。二押しはスガシカオの『SPIRIT』。スガシカオには珍しくポップな楽曲で、グルーブ感あふれるナンバーである…

ビデオデッキ/パナソニック NV-HV3G

ビデオが壊れたので、新しいのを買いに行く。ブランドイメージなどなどを考慮し(もちろん値段も)、パナソニックのNV-HV3Gにする。ぼくに関していえば、パナソニック製品って壊れにくいというイメージがあるんですよね。ちなみに値段は、ビックカメラで税抜き…

『GLAY EXPO’99 SURVIVAL LIVE IN MAKUHARI』

『GLAY EXPO’99 SURVIVAL LIVE IN MAKUHARI』を観る。1999年7月31日に幕張で行なわれた20万人ライブの映像である。このライブには行っていたので、けっこう感慨深いものを感じながら観たわけですよ。 ビデオの内容はヒット曲がてんこもりのおいしいものなん…

『THE クイズ番組』

『THE クイズ番組』(ディースリー/SLPS-02909) シンプル1500シリーズのクイズゲームである。クイズゲームが好きなのに加え、価格の安さにもひかれて購入した。

『血食』

『血食』(物集高音/講談社ノベルス/1150円)を読み終える。姓氏家系・紋章学の専門家で、家系調査を業務とする系譜探偵が主人公の物語である。舞台は昭和3年の東京で、雰囲気は京極夏彦の京極堂シリーズを彷佛させる。姓氏家系・紋章に関するネタがてんこも…

『ミッションインポッシブル2』

『ミッションインポッシブル2』を観る。柴尾英令さんのホームページを読んで、音響のいい劇場で観た方がいいかもと感じていたため、情報誌をチェックして最良の設備の所へ行く。 映画はまさにジョン=ウーの作品。そのアクションの迫力にとにかく圧倒される…

『封印再度』

『封印再度』(森博嗣/講談社文庫/781円)を読み終える。旧家に伝わる、壷の中に入っていて取り出し方の不明な鍵と、その鍵を使って開ける箱にまつわるミステリである。論理を組みたてては壊し、組みたてては壊していく今回の手法は、コリン=デクスタ一のミ…

『遁げろ家康』

『遁げろ家康』(池宮彰一郎/朝日新聞社/上・下各1500円)を読み終える。徳川家康が主人公の歴史小説である。家康を小心・臆病な人物、忠実な家臣団と言われている三河武士団を欲ばりな集団として描いているのだが、それぞれのキャラクターがそこはかとない…

クリスティーナ&ローラコンサート(at:紀尾井ホール)

クリスティーナ&ローラのコンサート(at:紀尾井ホール)へ行く。クリスティーナ&ローラは女性の2人組で、バイオリンとチェロのユニット。ハウスのスープスパのCMに出てくる2人の女性が彼女たちである。ちなみに片方は高浜虚子の曽孫だったりする。 今日のコ…

トランスティック・ナーヴイベント(at:ESP本館地下ホール)

トランスティック・ナーヴのイベント(at:ESP本館地下ホール)に行く。ライブとトークの2部構成のイベントである。さすが関西出身のバンド、トークがひじょうにおもしろく、何度も爆笑してしまった。

宮沢章夫・川上弘美講演会

早大文学部キャンパスの近くを通った時、宮沢章夫と川上弘美の講演会の告知看板を見つけ、聴きに行くことにする。宮沢章夫は“コンピュータで書くということ”、川上弘美は“小説を書く日常”がテーマ。 宮沢章夫の話で印象に残ったのが“意識は秩序だっていない…