2000-07-08 『封印再度』 本/感想 『封印再度』(森博嗣/講談社文庫/781円)を読み終える。旧家に伝わる、壷の中に入っていて取り出し方の不明な鍵と、その鍵を使って開ける箱にまつわるミステリである。論理を組みたてては壊し、組みたてては壊していく今回の手法は、コリン=デクスタ一のミステリを思いおこさせる。 今回は犀川と萌絵の関係にも少し進展があり、キャラクタ一の成長を見守るというシリーズものならではの楽しさも感じることができた。 『封印再度』