2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『コトラーのマーケティング講義 基本コンセプト300』

『コトラーのマーケティング講義 基本コンセプト300』(フィリップ・コトラー/ダイヤモンド社/2200円)を読み終える。原題は“Philip Kotler's FAQ's on Marketing”。Q&A形式で書かれているせいか、比較的読みやすい本である。 日常の業務に照らし合わせたり…

『HARUKO』

『HARUKO』(PCBC-50647)を観る。戦中・戦後の混乱期を生き抜いてきた在日朝鮮人一世の母と、その母の姿をフィルムに記録してきた元朝鮮総連カメラマンの息子を題材にしたドキュメンタリーで、女版『血と骨』ともいうべき内容の作品である。 大勢の子供を育て…

『人のセックスを笑うな』

『人のセックスを笑うな』(山崎ナオコーラ/河出書房新社/1000円)を読み終える。第41回文藝賞を受賞し、第132回芥川賞の候補(受賞せず)になった、美術系の専門学校の生徒(19歳)と女講師(39歳・既婚)の恋愛を描いた小説である。すっとぼけたタイトルとキテレ…

『運命を分けたザイル』

『運命を分けたザイル』を観る。ノンフィクション文学『死のクレバス アンデス氷壁の遭難』が原作で、標高6,600メートルのシウラ・グランデ峰を下山する途中、トラブルに巻き込まれてしまった2人のクライマーの姿が描かれている。当事者へのインタビューと役…

『食神』

『食神』を観る。監督・脚本・主演は、『少林サッカー』、『カンフーハッスル』でスマッシュ・ヒットをとばしたチャウ・シンチー(1996年/2作目)。周囲の裏切りによって香港料理界の“食神”の座を奪われた主人公が、表舞台に返り咲くために奮闘するというのが…

『Ray』

『Ray』を観る。レイ・チャールズの生涯を描いた音楽映画である。女関係がぐちゃぐちゃであろうが、ドラッグまみれだろうが、音楽ビジネスにおいてタフな商売人であろうが、家庭をまるで顧みなかろうが、にもかかわらず彼の生み出す音楽はすばらしく美しいこ…

『林蔵の貌 上・下』

『林蔵の貌 上・下』(北方謙三/集英社文庫/各563円)を読み終える。主人公は、江戸時代後期に蝦夷地からその北方へとかけて測量を行なった間宮林蔵。読む前は間宮林蔵の探検行を描いているかと思ったのだが、蝦夷地における幕府・水戸・薩摩・朝廷の暗闘と…