2004-01-01から1年間の記事一覧

『ウォルター少年と、夏の休日』

『ウォルター少年と、夏の休日』を観る。主人公は、母親の企みで、大金持ちだという噂のある2人の大伯父に預けられた14歳の少年・ウォルター。若い頃、フランスの外人部隊に所属するなど様々な冒険を繰り広げてきた老人たちと、いい加減な母親に振り回されて…

『ニシノユキヒコの恋と冒険』

『ニシノユキヒコの恋と冒険』(川上弘美/新潮社/1400円)を読み終える。ニシノユキヒコという男の恋愛を描いた連作短編集で、彼を愛した10人の女性が彼との思い出を回想していく、という形で綴られている。タイトルから華やかな恋愛遍歴ものを想像していた…

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観る。『ハリー・ポッター』シリーズの3作目で、アズカバン牢獄を脱獄したシリウス・ブラックというキャラクターとハリー・ポッターとの関わりが描かれている。ストーリーはともかく(ともかくなのかよ)、とにかくハ…

『ガチャピンチャレンジシリーズ』

『ガチャピンチャレンジシリーズ』(PCBE-50822)を観る。ガチャピンが、フリークライミング、スキューバダイビング、ウェイクボード、サンドバギー、モトクロス、スノーボード、スキージャンプにチャレンジしている模様を映像化した商品である。ガチャピンの…

『ラグビーワールドカップ2003 プレミアムBOX』

『ラグビーワールドカップ2003 プレミアムBOX』(NFC-140)を観る。オーストラリアで開催されたラグビーワールドカップ2003のDVD-BOXである。各試合のダイジェストを収録した『総集編』と、いいプレーをピックアップした『ベストプレー編』の2枚から成っている…

『トロイ』

『トロイ』を観る。古代ギリシャで起きたトロイ戦争をモチーフにした映画である。主演はブラッド・ピットで、彼がギリシャの英雄・アキレスに扮している。 有名なエピソードなのでストーリーはともかく、海を渡る大量の軍船、トロイを攻めるギリシャの大軍な…

『キューティーハニー』

『キューティーハニー』を観る。佐藤江梨子扮するキューティーハニーと、謎の秘密結社パンサークローの戦いを描いたアクションコメディ映画である。永井豪原作のマンガ・アニメの実写版で、監督は『新世紀エヴァンゲリオン』などでおなじみ庵野秀明。 映像の…

『下妻物語』

『下妻物語』を観る。茨城県下妻市が舞台の、ひょんなことから知り合いになったロリータファッションの超個人主義少女・桃子とアツいヤンキー娘・イチゴの友情の映画である。対照的な2人のメインキャラクターの独特の生態と、それぞれの感覚の違い、また一般…

『海猿』

『海猿』を観る。海上保安官のエリート・潜水士をめざす14名の訓練生の物語である。14人の男たちが過酷な訓練を通じて成長し、友情を育んでいく姿が描かれている。出演者の大半が男で、ストーリーは熱血かつ部活的。血中体育会度の低い人間なのだが、ラスト…

『ボストン、沈黙の街』

『ボストン、沈黙の街』(ウィリアム・ランデイ/ハヤカワ・ミステリ文庫/1000円)を読み終える。母親の介護のため、歴史学者への道をあきらめ、父親の跡を継いだ田舎町の若い警察署長が主人公。ストーリーは、主人公の管轄エリアで起きた、ボストンの地方検…

『デイ・アフター・トゥモロー』

『デイ・アフター・トゥモロー』を観る。異常気象により、北半球が急速に氷河期に突入してしまった世界を描いた災害映画である。この映画の魅力は、とにもかくにも、凍てついてしまったニューヨークの映像。大画面で観たことで、より一層迫力を感じることが…

『子猫をお願い』

『子猫をお願い』を観る。ぺ・ドゥナ(『ほえる犬は噛まない』など)主演の韓国映画である。同じ高校を卒業して別々の生活を送る20歳の女性たち・5人の日常が描かれている。映像の見せ方、音楽の使い方がひじょうに巧みなキュートな作品だった。 ちなみに蓮實…

『踊る大捜査線THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』

『踊る大捜査線THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(PCBC.50555) 『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』(PCBC.50888) 赤いパッケージの『踊る大捜査線THE MOVIE 2』、白いパッケージの『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』ともに劇場で観ているの…

『博士の愛した数式』

『博士の愛した数式』(小川洋子/新潮社/1500円)を読み終える。交通事故によって脳に損傷を受け、1975年までの記憶と、直近80分間の記憶しか持てない天才数学者“博士”と、語り手である家政婦、博士に“ルート”と呼ばれる彼女の10歳の息子(頭のてっぺんが、ル…

『ドーン・オブ・ザ・デッド』

『ドーン・オブ・ザ・デッド』を観る。ジョージ・A・ロメロのホラー『Dawn of the Dead』のリメイクである。なんらかの理由で死体が活動を始め、生者に襲いかかっていくというのが大まかなストーリーで、生き残った人間たちのサバイバルが描かれている。 動…

『蹴りたい背中』

『蹴りたい背中』(綿矢りさ/河出書房新社/1000円)を読み終える。第130回芥川賞受賞作。クラスになじめないでいる女子高校生が主人公の小説である。彼女と同様、クラスになじめない男子高校生(オリチャンという女性モデルのマニア)との、微妙なコミュニケー…

『スクール・オブ・ロック』

『スクール・オブ・ロック』を観る。自分で結成したバンドをクビになったギタリストが、ひょんなことから名門私立小学校の教員になり、その生徒たちとロックバンドを結成するという物語である。 行儀よくまじめなちびっ子たちが、いんちき教師にだまくらかさ…

『ビッグ・フィッシュ』

『ビッグ・フィッシュ』を観る。自分の人生を脚色しておもしろおかしく語るのが得意な父と、その息子の物語。息子の結婚式のスピーチで語り倒して以来、父と子は不和が続いていたのだが、父が病気で倒れて、息子が実家に帰ったことからストーリーは始まる。…

『キル・ビル Vol.2』

『キル・ビル Vol.2』を観る。『キル・ビル』の後編で、暗殺組織の一員だった女性が、自分を殺そうとした暗殺団のメンバーに復讐していくというストーリーである。監督はクエンティン・タランティーノ。 前編はルーシー・リューの「ヤッチマイナ」というセリ…

Mac(DT266)のメモリを購入

オリオスペック(http://www.olio.co.jp/)で、Mac(DT266)のメモリ・Transcendの256MB(TS256MAPG100)を購入。

『The Power Play』2004,May

『The Power Play』を更新する。 間が空いてしまい、5月になってもトップページに『真冬物語』があるという体たらくだったので(笑)、その反省を生かし、今回は曲タイトルに季節感がないものをピックアップしました。 今回の一押しは、川口大輔の『Sun Shower…

『グッバイ、レーニン!』

『グッバイ、レーニン!』を観る。ベルリンの壁崩壊前後の東ドイツを舞台にした物語である。壁崩壊前に心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまった母を持つ若者が主人公。ベルリンの壁の崩壊後に母は奇跡的に目を覚ますのだが、医者に「もう一度強いショッ…

『熊の場所』

『熊の場所』(舞城王太郎/講談社/1600円)を読み終える。第15回三島由紀夫賞候補作にもなった『熊の場所』を含む短編集である。純文学の作品集だが、彼のエンタテインメントの作品同様ドライブ感が存分に発揮され、どの作品も読み進むのが楽しかった。ちな…

『ドラムライン』

『ドラムライン』を観る。大学のマーチングバンドを舞台に、主人公の天才ドラマーの挫折と成長を描いた映画で、音楽映画好きとしては押さえておきたいと思わされる作品である。 監督がミュージック・ビデオの演出も多数行なっているせいか、映像の切り口がお…

『バーバー吉野』

『バーバー吉野』を観る。小学生男子はみんな、吉野刈りというキテレツな髪型にしなければいけない町が舞台の映画である。メインのキャラクターは、バーバー吉野の息子(小学生)とその仲間の男子。ある日、ひとりの男の子が東京から転校してきたことで、あた…

『シフクノオト』

CD

『シフクノオト』(Mr.Children/TFCC-86161) Mr.Childrenのアルバムである。『Any』、『HERO』、『掌』といったシングル曲が収録されている。一番好きなのは『Any』なんだけど、NTTドコモタイアップの『PADDLE』もけっこういいかも。

『メダリオン』

『メダリオン』を観る。ジャッキー・チェン主演の刑事ものアクション映画である。不思議な力を持つメダルと、そのメダルの力を引き出すことのできる少年をめぐり、悪の組織とジャッキー扮する刑事が戦うというストーリーである。ジャッキー映画としては珍し…

『インファナル・アフェア3』

『インファナル・アフェア3』の試写に行く。『インファナル・アフェア』3部作の3作目である。何を書いても1のネタバレにつながりそうなので内容に関しては触れないが、登場人物の深層心理まで踏み込んだ、ひじょうに深く、いろいろと考えさせられる作品だっ…

『煙か土か食い物』

『煙か土か食い物』(舞城王太郎/講談社/1000円)を読み終える。舞城王太郎のデビュー作で、第19回メフィスト賞を受賞した作品である。連続主婦殴打生き埋め事件で母親を意識不明の重体にされた主人公が、事件の犯人を探していくというのが大筋のストーリー…

『競売ナンバー49の叫び』

『競売ナンバー49の叫び』(トマス・ピンチョン/筑摩書房/2700円)を読み終える。以前からトマス・ピンチョンの作品を、何か読んでみたいなと思っていたのである。長編の内、一番短い作品ということで、この作品をチョイスした。 内容は、主人公の女性がかつ…