2004-04-27 『熊の場所』 本/感想 『熊の場所』(舞城王太郎/講談社/1600円)を読み終える。第15回三島由紀夫賞候補作にもなった『熊の場所』を含む短編集である。純文学の作品集だが、彼のエンタテインメントの作品同様ドライブ感が存分に発揮され、どの作品も読み進むのが楽しかった。ちなみに表題作は同級生が猫殺しをしていることに気づいた小学生の話。恐怖に対峙する人間の姿勢がテーマである。 『熊の場所』