『競売ナンバー49の叫び』



『競売ナンバー49の叫び』(トマス・ピンチョン筑摩書房/2700円)を読み終える。以前からトマス・ピンチョンの作品を、何か読んでみたいなと思っていたのである。長編の内、一番短い作品ということで、この作品をチョイスした。
内容は、主人公の女性がかつての愛人の遺産の代理執行人に選ばたことにより、不可思議な謎にまきこまれていくというもの。ピンチョンによって作られた虚構世界の奥へ、主人公とともに分け入っていくことは、ひじょうにおもしろい体験だった。

『競売ナンバー49の叫び』