『イノセンス』



イノセンス』を観る。『攻殻機動隊』をベースに、人々の電脳化・機械化が進み、人とサイボーグ(機械化人間)、ロボット(人形)が共存する、2032年の日本を舞台にした映画である。少女型の愛玩用ロボットが所有者を惨殺した事件を、政府直属の機関・公安九課の刑事バトー(サイボーグ)が捜査していくというのがストーリー。
生物と無生物、有機物と無機物、現実と非現実との間の境界線に関する映画(だと解釈しました)で、対照的でありながらも境界があいまいになりつつあるように思えるこれらの事項に、どこで線引きがなされていくのかを考えさせられた。この手の小難しい話は好きなんで、けっこうおもしろかったですよ。
ちなみに『攻殻機動隊』は観てないんですけど、これ単体で観ても大丈夫だと思います。

『イノセンス』