『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』



『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』(城繁幸光文社新書/700円)を読み終える。人口が増大し、社会が順調に成長してきたかつての日本で構築された年功序列というシステムが、社会の変化を受け、成り立たなくなってきている状況を解説した本である。人間は既得権益を手放さないものだということが、あらためてよくわかる。今後も変化し続けていくであろう社会を生きていくために、自分を守る手段をきちんと考えていかなければいけないことを強く感じさせられた。

『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』