『お城めぐりナイト!2 〜石垣ナイト〜』



台場に移動し、『お城めぐりナイト!2 〜石垣ナイト〜』(at TOKYO CULTURE CULTURE)に参加する。城めぐ(城跡めぐり)ドットコムによるトークイベントである。前回が楽しかったこともあり、今回も引き続き参加した。今回のテーマは石垣。
野球の早慶戦で傷心を癒していたこともあり(しかもこのイベントの開始時間を勘違いしていた……)、若干遅刻しての入場。石垣ランキングの10位〜6位までが既に発表されていたところだった。
10位 江戸城
09位 伊賀上野城
08位 安土城
07位 津山城
06位 高取城
5位から1位は下記の通り。
05位 岩村城
04位 大坂城
03位 丸亀城
02位 竹田城
01位 熊本城
山間に忽然と姿を現し「東濃のアンコールワット」と形容された岩村城がかっこいい。人気の竹田城は、石垣要塞のような全景が魅力的。1位の熊本城は、武者返しの反りに萌えるそうだ(笑)。
続けて「地域別に見る石垣の城」。白河小峰城の円環にデザインの施された石垣がすごい。関東には石垣がある城は少ないそうだが(多くの城は土塁)、関東・甲信越編でゲストとして登場した鮎川氏によると、政治的な理由があるのではないかとのことだった。真壁石の産地にもかかわらず石垣のない真壁城に行った時に疑問を抱いたそうで、彼が調べたところによると、関東の城郭で石垣が設置されているのは特定の期間に集中しているとのこと。1590年の北条氏滅亡により豊臣氏の技術が流入して石垣の城の築城が始まり、1600年の関ケ原の戦いを受け、徳川氏の権力が強くなったことで、徳川の勢力下である関東圏での「立派な」城郭の建設を自粛するようになったのではないかとのことだった。
東海・北陸編以降は、再度各地方の石垣を鑑賞。幾何学的なデザインの金沢城の石垣の美しさ、ヨーロッパの城郭っぽい沖縄の今帰仁城、座喜味城の石壁のかっこよさが印象的だった。
「石垣いろいろ」では、鬼門除けの話がおもしろかった。洋式城郭である五稜郭にも鬼門除けがあることに、日本人のアレンジ好きをあらためて感じた。
もともと石垣にはそれほど興味はなかったのだが、いろいろな石垣の写真を見たり話を聞いたりすることで、石の質による積み方の違いとか、それぞれの構造、デザインの違いとかを知ることができておもしろかった。また大規模な土木技術の成果が後世に残されているという事実が、想像力とか妄想力を刺激してくれて萌えた(笑)。
イベントの後は、前回に引き続き打ち上げにも参加。こちらも大盛上りで、歴史トークを楽しんだ。