『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』



クビキリサイクル 青色サヴァン戯言遣い』 (西尾維新講談社ノベルス/980円)を読み終える。清涼院流水の“西尾氏、イチ押し。”という惹句にひかれて(笑)、3年以上前についつい入手してしまった小説である。ストーリーは、絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢に招待された5人の「天才」女性が、密室殺人事件に巻き込まれるというもの。語り手は男子大学生だが、登場人物の多くは若い美少女である。
キャラクターの造形、世界観の設定など、アニメ、コミック、ゲームとの地続き感が強く感じられる小説で、垣間見える若さや青さ、少し背伸びした態度が微笑ましく、最後まで楽しく読むことができた。

『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』