セガ『戦国カンファレンス』presented by 戦国大戦&「戦国大戦」体験会

アジャイルメディア・ネットワークが応募抽選を行なっていた、セガ『戦国カンファレンス』presented by 戦国大戦&「戦国大戦」体験会(at:秋葉原UDX GALLERY 4F)に当選しまして、出席してきました。「戦国時代のコンテンツは、日本の活性化/地方の活性化の起爆剤となるか?」をコンセプトに、その土地の歴史を題材にして地域活性活動を行なっている方々を集めたパネルディスカッションを聴講できるイベントです。あわせて、戦国時代をモチーフとしたリアルタイムカード対戦ゲーム『戦国大戦 -1560 尾張の風雲児-』の体験会も行なわれます。構成は第一部:『戦国大戦』体験会、第二部:戦国カンファレンス『戦国コンテンツが、日本を変える!地方を変える!』、第三部:「戦国大戦」体験会という流れ。日本史好きであり、戦国時代のコンテンツの活用に興味があり、トレーディングカードを使用するアーケードゲーム(『機動戦士ガンダム 0083 カードビルダー』とか)を一度プレイしてみたかったため、自分にとっては一石三鳥的なイベントです。
入場し、早速『戦国大戦 -1560 尾張の風雲児-』を初体験。ひさしぶりにアーケードゲームをやる人間にとって、リアルタイムカード対戦というシステムはハードルが高く感じたのですが、横でスタッフの方がプレイ方法を教えてくれたおかげで、なんとか画面内の武将たちを動かすことができました。カードを動かすと、画面の中の部隊がその通りに動くというインターフェイスは、感覚的につかみやすいですね。カードの個性、特殊操作などを理解すれば、よりプレイを楽しめるだろうなと思いました。
第二部:戦国カンファレンス『戦国コンテンツが、日本を変える!地方を変える!』は、歴史クリエイター・スナフ(レキシズル)を進行役に、鈴木智博(戦国魂)、早川知佐(信州上田観光大使)、北川賀寿男(長浜市観光振興課、江・浅井三姉妹博覧会事務局長)、林太一(高知県観光特使)、小栗さくら(歴ドル&歴者アーティスト)の諸氏によるパネルディスカッション。
まずはそれぞれが好きな戦国時代の人物の紹介。鈴木智博氏は徳川家康、早川知佐氏は真田幸隆、北川賀寿男氏は浅井三姉妹、林太一氏は長宗我部元親、小栗さくら氏は直江兼続をあげます。ちなみに北川氏によると、江・浅井三姉妹博覧会のキャラクターは三体あるため、イベントに出演させる際はコストが3倍かかるとか。また豊臣秀吉山内一豊浅井三姉妹長浜市に関わる大河ドラマは多いが、その誘致のコツは「果報は寝て待て」とのことでした(笑)。北川氏の話、めちゃめちゃうまいです(笑)。また小栗氏の歴女にとって武将はリスペクトの対象であり、恋の相手ではないという話も興味深かったです。
続けて「日本各地の取り組みと今後の展望」の紹介。
早川知佐氏からは上田市の取り組みの紹介。真田幸村大河ドラマ化に向けて、真田の六文銭に因んだ666,666人目標の署名活動をしているそうです。上田市を軸に、九度山、大阪など幸村の縁の地と連携を図っていくとのこと(北川氏によると、広域連携は必要だとか)。上田真田まつりをキラーコンテンツに、真田幸村から地方共同体を創造していくことを目標としているとか。
林太一氏からは高知の取り組みの紹介。長宗我部氏の聖地・岡豊城を舞台に、長宗我部フェスを開催したとのこと。長宗我部氏をエンターテインメントにしたお祭りで、日本中からファンを集結させることで注目を集め、長宗我部元親大河ドラマ化を目指していくそうです。
鈴木智博氏からは安土の取り組みの紹介。秘密結社をコンセプトとした、安土・信長clubを結成したとのこと。公式キャラクター・ODA ロボナガ公と歴ドル・織田かずさで安土をアピールしていくそうです。織田かずさちゃんは好きな武将が明智光秀だったり(笑)、プチうつけトークが得意なのだとか。「うつけもの」という漬け物を作っていたり、遊び心の多いプロジェクトだという印象を受けました。
北川賀寿男氏からは長浜の取り組みの紹介。戦国野外博物館という概念で活動しているとのことでした。浅井三姉妹は北近江をつなぐコンテンツで、長浜だけでなく小谷、米原なども関連付けられるとか。ネットワークするキーワードが必要なのだそうです。時間は共有できなくても、同じ場所に立つことで空間を共有することや、長浜という街をストーリーにし、そのストーリーを伝える仕組について強く語っていました。ちなみに長浜の大河ドラマ第4次作戦は「石田三成」だそうです。個人的におもしろいなと思ったのは、「大河ドラマの舞台になった場所を視察するのは、放送の次の年にするべき」とのことば。一度来た観光客をリピーターにするためのヒントがあるのかもしれないなと感じさせられました。
最後に、各氏による『戦国大戦』の感想。鈴木智博氏は「実際に武将として指揮を取っている気分になった」、早川知佐氏は「今川氏が取り上げられていてびっくり」、北川賀寿男氏は「自分の手の動きで反応するのがおもしろい」、林太一氏は「映像がすごい」、小栗さくら氏は「大人がカードゲームに入るきっかけとしていい」とのことでした。鈴木氏はキッズ向けカードゲーム『歴史大戦ゲッテンカ』をお子さんと楽しんでいるようで、『戦国大戦』と『歴史大戦ゲッテンカ』で親子のコミュニケーションもできるかもなと感じました。
カンファレンスの後は、二度目の『戦国大戦』。多少は上達したのか、二回目は勝利することができました。


↓『戦国大戦』を体験できます。


↓武将たちのトレーディングカードがずらりと並ぶ!!


↓氏真△


↓けっこうかわいらしい浅井三姉妹


↓上総介だからかずさ。


↓左から鈴木智博氏、早川知佐氏、北川賀寿男氏、林太一氏、小栗さくら氏。



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