『もやしもん・8』

もやしもん・8』(石川雅之講談社/533円)を読み終えました。既刊は読んでいないのですが、この巻ではビールがフィーチャーされているということを知り、ビール好きとしては外せないかもと思い読んでみたわけです。ストーリーは、お酒好きのキャラクターが、ある牧場のビール醸造担当者と出会ったことをきっかけにビールへの理解を深め、ビールイベントを開催するまでに至る……、というもの。さまざまなビールの情報がわかりやすく描かれ、楽しみながら自分の中のビール知識を整理、アップデートすることができました。
余談ですが、自分がビールを好きになったのは、もともとロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズが好きで、その影響でいろいろなビールを飲むようになったというのがきっかけ(『もやしもん』にも登場するピルスナー・ウルケルを知ったのも、スペンサーシリーズ)。様々な種類のビールを飲むことでビールの知識が増え、それがビールへの愛着へとつながったのかもしれません。ちなみに地ビールをそれと意識したのは、銀河高原ビールヴァイツェンが初。京都担当の営業だった時、営業に行ったらたまたま祇園祭をやっていて、銀河高原ビールのレストランが出していた屋台で買ったヴァイツェンに衝撃を受けたことに始まります。あの時の鮮烈な味わいにはほんとに驚かされましたね。実は世界の山ちゃんが好きなのも、銀河高原ビールヴァイツェンの生ビールを置いているからというのが大きな理由なのでした。

『もやしもん・8』