『アマルフィ 女神の報酬』

アマルフィ 女神の報酬』を観ました。G8外務大臣会合を控えたイタリアを舞台に、織田裕二扮する日本大使館の外交官が、日本人旅行者の誘拐事件に端を発するテロ事件に巻き込まれていく様を描いた映画です。個人的に興味深かったのは、画面に登場する人物の多くがイタリア人ばかりだったことが自分に与えた効果。見知った日本人俳優にフォーカスすることで、娘を誘拐された母親と同行する外交官の周囲からの孤立を強く感じられたように思います。またその視線・視点のコントロールは謎解きにも及んでいたようで、クライマックスシーンにまんまとだまされてしまったのもおもしろかったです。
アマルフィ」という街の美しさも眼福で、ちょっとイタリアに行ってみたくなりました(笑)。

『アマルフィ 女神の報酬 ビギンズ・セット(Blu-ray)』