『情報革命バブルの崩壊』


『情報革命バブルの崩壊』(山本一郎/文春新書/720円)を読み終える。切込隊長こと山本一郎が、「無料」が一般的なインターネットにおいて、業界全体を適正化、健全化、正常化していくために、投資機会と投資収益の関係をどう是正していくのか、ということに関し考察した本(http://kirik.tea-nifty.com/diary/2008/11/post-0f3e.html)である。
NIFTY -Serveのパソコン通信にComNiftyで自動巡回していた頃のことを考えると、現在のつなぎ放題・多くのサービスが無料という状況は天国のようだが、金余りの頃に作られたこの方式が今後もずっと続くかどうかは不明で、これから先はなんらかの揺り戻しの来る可能性もあるのかもなとこの本を読んでいて感じた。願わくは落としどころが穏当なものであることを期待したい。

『情報革命バブルの崩壊』