『林檎と蛇のゲーム』



林檎と蛇のゲーム』(森川楓子/宝島社/1400円)を読み終える。ある事件に巻き込まれ、一億円の札束とともに逃亡生活を送ることになった、名門女子校に通う女子中学生が主人公のミステリである。主人公は逃亡生活の中で、いっしょに暮らすことになった父の友人の女性から、両親の過去と一億円の由来を知ることになる。
ストーリーは予想外の展開が連続、次へ次へとページを繰らされてしまう。またチャーミングな主人公をはじめ、人柄のよい登場人物が多く、読後感がひじょうにいい作品だった。おすすめ。

『林檎と蛇のゲーム』