『拒税同盟』



『拒税同盟』(水木楊/日経ビジネス人文庫/552円)を読み終える。主人公が税金の支払いを拒否し、国税庁(つまり日本国)を相手に戦っていくという小説である。税金を支払わないとどうなるかということが、小説の形で語られている。不良債権の処理、意味不明な公共事業などに税金ががんがん使われている状況で、税金を払っている人間はどう生きていくか、あらためて考えさせられる内容だった。

『拒税同盟』