『灰夜 新宿鮫7』



『灰夜 新宿鮫7』(大沢在昌カッパノベルス/838円)を読み終える。『新宿鮫』シリーズの7番目のエピソードである。自殺した同僚の七回忌に出席するため彼の故郷に行った鮫島が、突然の襲撃を受け拉致監禁されてしまうことから物語は始まる。シリーズでは初めて、ホームグラウンドである新宿を離れた作品で、レギュラーメンバーはまったく出てこず、主人公・鮫島のパーソナリティがあらためて浮き彫りにされている。
シリーズのファンなので内容自体も楽しめたが、これまでの作品とはテイストが違うため新鮮な感じも楽しむことができた。

『灰夜 新宿鮫7』