2001-02-13 『破線のマリス』 本/感想 『破線のマリス』(野沢尚/講談社文庫/619円)を読み終える。第43回江戸川乱歩賞を受賞した、テレビ局が舞台のミステリである。主人公はニュース番組の編集担当で、彼女が編集したニュースをきっかけにストーリーは進展する。“ミステリ”の部分にちょっと難はあるものの、報道被害やマスコミのあり方などが説得カたっぷりに描かれ、ひじょうにおもしろかった。 『破線のマリス』