『劒岳 点の記』

『劒岳 点の記』を観ました。新田次郎の同名小説が原作の映画です。日本地図最後の空白地点である劒岳の初登頂と測量を命じられた、陸軍参謀本部陸地測量部の測量隊の姿が描かれています。
スクリーンの中の劒岳は峻険そのもの。その映像を観ると、測量隊の任務の過酷さ、そしてこの映画の撮影の過酷さも同時に想像されます。彼ら(測量隊と撮影隊)がその仕事を最後まで遂行したことに、つくづく畏敬の念を覚えました。
余談ですが、映し出された山々の風景は抜群に美しく、人が山に登る理由を雄弁に物語ってくれます。先日、『日本楽名山』を読んだこととあわせて、山登りへの興味が高まってきました。

『劒岳 点の記(Blu-ray)』