『包帯クラブ』



包帯クラブ』を観る。仲よしの女子高校生2人・ワラとタンシオを中心に結成された、“包帯クラブ”の活動を描いた青春映画である。主人公は、クラブを作るきっかけとなった、バカバカしくも破滅的な生活を送る男子高校生・ディノ。ヒロインは、だらーんとした日々を過ごしていた女子高生・ワラ。
包帯クラブ”の活動内容は、「クラブのホームページへの依頼を元に、傷ついた人の傷ついた場所に包帯を巻きに行き、手当てした風景をデジカメで撮影、依頼人のアドレスに送る」というもの。次々に作り出される包帯ぐるぐるのおかしな写真は依頼者を救い、それだけではなく、クラブのメンバー自身にも力を与えていく。それぞれに傷を抱えたメンバーたちが、その傷みを乗り越えていく姿はひじょうに感動的で、クライマックスではぐーっと心を揺り動かされた。笑えて泣ける、気持ちのいい作品だった。
個人的には、ワラ役・石原さとみの乱暴キャラに萌えました(笑)。

『包帯クラブ』