『キサラギ』



映画『キサラギ』を観る。自殺したアイドル・如月ミキの一周忌に、ファンサイトの掲示板を通じて集まった5人の男たちが、会話を通じて彼女の死の真相を突き止めていくというストーリーの作品である。密室における推理劇というスタイルを採っている。
テンポよい会話とてんこ盛りのギャグで、声を上げて笑ってしまうシーン多数(エンドロールにも爆笑!!)。ユースケ・サンタマリア扮するキャラクターのハンドルネームがオダ・ユージだったり、塚地武雅の登場シーンがドランクドラゴンのネタっぽかったり、メタな作りも効果的に笑わせる。
劇中のセリフから『九マイルは遠すぎる』(大好きな短編小説です)を思い出したのだが、ロジックの展開が美しく、ストーリーのまとめ方の巧みさにほとほと感心させられた。
大おすすめ。

『キサラギ』