『友へ チング』



友へ チング』を観る。70年代後半から90年代前半の韓国を舞台にした映画である。メインキャラクターは4人の幼なじみ。無邪気だった小学生時代に始まり、やんちゃな高校生時代を経て、堅気とやくざ、それぞれ別の道を歩き出した青年時代までが描かれている。
ストーリーはわりと淡々としており、前半はやや退屈かなと思ったのだが、後半になると、実はその描写がボディブローのように心に効いていたんだということを改めて感じさせられるような展開になる。後半からラストにかけては、もうやられっぱなし。主人公たちと同じ30代くらいの男性ならかなり高い確率で、またそれ以上の年齢層の人たちもけっこうな割合で、ぐっと来るんじゃないかと思えるような作品だった。
おすすめ。

『友へ チング』