『スライディングドア』



『スライディングドア』のビデオを観る。グウィネス・パルトロウが主演のラブストーリー。彼女は『恋におちたシェイクスピア』で第71回アカデミー賞主演女優賞を獲得している。
映画の内容は、ヒロインが地下鉄に乗れた時と乗れなかった時の、二つのシチュエーションをパラレルに進行させていく一種のifもの。地下鉄に乗れた時は、彼氏が浮気をしているのを発見してしまうが、地下鉄の車内で出逢った男といい感じになる。乗れなかった時は、浮気の現場こそ発見しなかったものの二股をかけられつづけていく。ささやかな選択といえど、それは分岐点として人生の道筋に影響を与えるのだということが物語られるわけである。乗れた時、乗れなかった時を交互に切り替えてストーリーは進行して行くのだが、ヒロインの髪型を変えることで、観るものが混乱しないような配慮がされていた。途中で、この話にどう収拾をつけるのか心配になったけど、うまくまとめられていて納得できる結末だった。
ちなみにグウィネス・パルトロウはショートの方がいいっすねえ(笑)。

『スライディングドア』